福島県西会津町に点在する魅力的な古民家や歴史的建造物を、緻密なイラストとともに紹介する「西会津古建築MAP」が公開されました。町内に残る伝統的な建築物や文化的価値の高い建物を、建築家であり歴史的建造物の調査や保存・再生の専門家である渡邉義孝氏が独自の視点で選定。一点一点描き下ろされたイラストが、地域の歴史を鮮やかに現代へと蘇らせます。

伝統とデジタルが融合する「西会津古建築MAP」
クライアント:福島県西会津町
ディレクション:一般社団法人BOOT
業種:自治体
目的:回遊促進、観光振興、文化・歴史の伝承
緻密なイラストと解説で「いつまでも見ていたくなる」マップ作り
まず目に飛び込んでくるのが、建築家であり歴史的建造物の調査や保存・再生の専門家である渡邉義孝氏の手による建築イラストの数々。渡邉氏が捉えた、構造の美しさや細部の特徴などが、一軒一軒独自のタッチで細やかに描かれています。西会津の文化遺産や景観の魅力を視覚的にわかりやすく発信し、歴史散策や文化体験を求める利用者へ、より深い「発見」の喜びを提供しています。美しいイラストの数々は、マップだけでなく、ポスターやステッカー、チラシにも活用されています。
各スポットには解説文が添えられており、利用者は現地を歩きながら、その建物が持つ背景や歴史的価値についてより深い情報を得ることができます。
また、古建築の中には現在も住居として使われているものも多くあり、標準的なデジタルマップでは住所が特定されてしまうなどの懸念がありました。Strolyは、詳細な住所を伏せた状態でのスポットの掲載も可能で、プライバシーを保護しながら古建築をアーカイブすることに役立ちました。
「ステッカー機能」による柔軟な運用
技術面では、Strolyの「ステッカー機能」を効果的に活用しています。
シンプルなエリアマップの上に、イラストをステッカーを貼るように配置できる手法を採用したことで、地図上に直接描き込む形式に比べ、より柔軟な更新が可能となりました。
この機能により、季節の移ろいに合わせてイラストを差し替えたり、新たなスポットを随時追加したり、あるいは特定の期間だけ表示を切り替えたりといった運用が容易に行えます。
文化財の再発見が産む、地域の新しい価値
本プロジェクトは、このエリアに残る“古建築”という、これまで見逃されやすかった文化財に光を当てることで、地域に新しい価値を生み出しました。
隠れた名建築をマップ化し、その魅力をデジタル上で可視化することで、建築ファンや歴史愛好家、インバウンドなどの新たな層の来訪が期待されるだけでなく、その地域で暮らす人々が持つ「土地への愛着」をより深めるきっかけにもなっています。
すでにSNSを通じてポジティブな反応が広がっており、今後、「みんなで古建築を守り、地域のアイデンティティを次世代へ継承する」という意識の醸成がより高まっていくことが期待されています。
- ◼︎タイトル:「渡邉義孝が選んだ」西会津古建築MAP
- ◼︎マップURL:https://stroly.com/viewer/1768867996
- ◼︎クライアント:福島県西会津町
- ◼︎ディレクション:一般社団法人BOOT
- ◼︎公開時期:2026年2月〜
- ◼︎利用:無料(通信費を除く)
- ◼︎対応言語:日本語
- ◼︎主な掲載コンテンツ:古建築、歴史・文化スポット、観光スポット、グルメ、宿泊施設
- ◼︎関連リリース:https://www.town.nishiaizu.fukushima.jp/soshiki/2/18400.html
- ◼︎プラットフォーム提供:Stroly