白鷺城の愛称で知られる世界遺産・姫路城。その姫路城を中心に広がっていた城下町の姿を、当時の古地図で辿れる「姫路城下周遊マップ」が、姫路市観光協会により公開されました。かつて城下を囲んでいた濠や門の位置が描かれた古地図をベースに、現在は失われてしまった史跡の情報を重ね合わせた、歴史好きにはたまらないデジタルマップです。

クライアント:姫路市観光協会
業種:観光協会(歴史観光・まち歩き促進)
目的:城下町の歴史的魅力の発信、まち歩きによる回遊促進
古地図がそのまま、まち歩きの地図になる
このマップの最大の特徴は、姫路城下の古地図そのものをベースマップとして使っている点です。Strolyの技術により、古地図に現在地(GPS)を表示できるため、「昔の地図」を片手に、今の姫路のまちを実際に歩くことができます。
濠や門、町割りが描かれた古地図の上を、自分の現在地を確認しながら移動する——現代の街並みと、地図に残る往時の城下の姿を重ね合わせながら歩く体験は、通常の観光マップでは味わえないものです。古地図と現在地が結びつくことで、「今立っているこの場所は、かつて城下のどこだったのか」が実感できます。
失われた城下の門跡を辿る、17のスポット
このマップには、かつて姫路城下にあった17もの門の情報が、古地図上に紐づけられています。姫路城は、城の周囲を濠と門で幾重にも囲んだ堅固な城郭でした。飾磨門、車門、清水門、埋門、野里門——それぞれの門には、名前の由来や、城の防御における役割、そして今どうなっているのかが解説されています。
たとえば、姫路城の裏鬼門にあたり、鬼を偽るために平時は閉じられていたという「埋門」。西国街道に面し、最も攻撃を受けやすいため二重の桝形を備えた珍しい構造の「車門」。多くの門は明治以降の道路建設や鉄道敷設で失われましたが、石垣や濠、石碑として今も痕跡を残すものもあります。マップを片手に門跡を巡れば、失われた城下町の姿が、少しずつ目の前に立ち上がってきます。
世界遺産・姫路城の新しい楽しみ方を
世界遺産・国宝の姫路城は、天守閣の美しさで世界的に知られていますが、その真の魅力は、城下町全体に張り巡らされた防御の仕組みにあります。このマップは、天守を見るだけでは気づかない城下町のスケールと、築城の巧みさを体感できる、姫路城の新しい楽しみ方を提案します。
アプリのダウンロードは不要で、手持ちのスマートフォンからすぐに利用可能。GPSによる現在地表示にも対応しています。姫路城観光にひと味加えたい歴史ファンや、城郭・古地図に興味のある方にとって、姫路のまち歩きを何倍にも面白くしてくれる一枚です。
- ◼︎タイトル:姫路城下周遊マップ(姫路古地図)
- ◼︎エリア:兵庫県姫路市(姫路城下町)
- ◼︎マップURL:https://stroly.com/viewer/1632451564
- ◼︎クライアント:姫路市観光協会
- ◼︎公開時期:2021年10月〜
- ◼︎利用:無料(通信費を除く)
- ◼︎ベースマップ:姫路城下の古地図
- ◼︎主な掲載コンテンツ:姫路城下にあった17の門跡(飾磨門・車門・清水門・埋門・野里門・鵰門・中ノ門ほか)、濠跡などの史跡情報
- ◼︎プラットフォーム提供:Stroly